プロローグ

静岡県清水区で愛されるクラフトビールを生み出す『GARCIA BREWING』。その起源は、南米ペルーのリマに暮らしていたジャンとフレディのガルシア兄弟に遡ります。異国の地で夢を追い求め、12年という歳月をかけてブルワリーを立ち上げたふたり。その熱い情熱と挑戦の物語をご紹介します。

1.ペルーでのふたりと日本への移住

ペルーでの生活
ガルシア兄弟は、リマで問屋業/酪農を営む家族のもとで育ちました。経済の不安定さや厳しい雇用状況に苦しむなか、家族を支えるために働きながら希望を抱いていました。

日本への移住
1998年、ジャンが妻とともに日本に移住し、2004年にはフレディも兄を追って来日しました。異国の地で工場勤務や建設業に従事しながら、家族を支えるためにコツコツと資金を貯める日々を送ります。

2.クラフトビールへの挑戦

運命の出会い
2007年、静岡県のベアードビールのタップルームでクラフトビールに初めて触れたフレディ。その色や香り、味わいに感動し、「自分もこのビールを造りたい」と強く思うようになりました。

学びと準備のスタート
ビール造りを学ぶため、ペルーのブルワリーで研修を受けた後、日本に戻り資金を貯めながら、醸造設備を一つひとつ揃えていきました。2016年には静岡市内にビアバー「FIESTA GARCIA」をオープン。ペルー料理やチーズ、クラフトビールを提供するお店は地元の人気スポットとなります。

12年越しの夢
2019年、ついに発泡酒製造免許を取得。清水区のチーズ工房に隣接する小さなブルワリーで、初めての仕込みを実現しました。最初に夢を描いてから12年、長い道のりを経て『GARCIA BREWING』の物語が始まりました。

3.新工場の建設と未来への展望

さらなる進化
クラフトビールの需要が高まり、2020年には新工場を建設。生産量の増加や多彩なビールの開発が可能となり、多くのお客様に愛される存在へと成長を遂げました。

ストーリーは続く
GARCIA BREWING の物語は、これからも進化を続けていきます。「地域に根差し、世界に誇れるクラフトビールを作る」という新たな夢に向かい、スタッフ一同、一丸となって挑戦を続けます。

GARCIA BREWING のビールに込められた想い
12年間の挑戦と、夢を叶えた喜び。その背景を知ると、GARCIA BREWING のビールが一層特別に感じられるはずです。ぜひ、この物語を味わいながら、私たちのビールをお楽しみください。

GARCIABREWING スタッフ一同